「仕事に行きたくない」
「今の会社まじでやめたい」
Xで検索すると、こんなポストが毎日大量に投稿されています。
大学を卒業して、せっかく会社に入っても、
およそ30%の人が、3年以内に辞めてしまうそうです。
多くの人は、人生のほとんどの時間を
「仕事」に費やすことになるわけですが、
だれしも、幸せに働きたいと願っているのではないでしょうか?
「仕事やだなー」
「会社行きたくないなー」
と思いながら、仕事したくないですよね。
「人生で最も後悔したことは?」
こう聞かれると、日本人の老人の多くは、
「仕事選び」
「仕事を第一にしすぎた」
と、仕事についての後悔を述べるそうです。
仕事において幸福度を上げる要素は何でしょうか?
- 給料が高いかどうか?
- 情熱を注げるかどうか?
これ、いずれも、間違いです。
仕事における幸福度を高めるうえで、最も重要なのは、
自由かどうか
なんです。
今回は、
幸せに働きたいなら「自由」を最優先で考えたほうがいいよ。
という話をしたいと思います。
マイクロマネジメントがやる気を削ぐ
ぼくは、40歳のときに15年働いた会社を辞めたのですが、
結構、不自由な会社だったんです。
- 上司から資料を一言一句チェックされる
- ミスするたびに反省文を書かされる
- 外出のたびに理由付けと許可が必要
- 経営トップが末端の作業にまで口出し
- 在宅ワークは原則禁止
挙げればきりがないですが、
とにかく、何をするにも上司の許可が必要。
スキルアップのために
研修に参加しようとしたときのことです。
ぼく「スキルアップの研修に参加したいのですが、いいですか?」
上司「いつなの?」
ぼく「◯月◯日の◯◯時から◯◯時までです」
上司「何のためにいくの?」
ぼく「スキルアップのためです」
上司「それは、会社にとってどんなメリットがあるの?」
ぼく「ん~、直接的なメリットがあるかはわからないですが、ぼくの業務の効率アップにつながるかと思います」
上司「移動に何分かかるの?」
ぼく「1時間くらいです」
上司「今やっている仕事が遅れたらどうするの?」
ぼく「半日の外出なので、影響はありません」
上司「残業すれば取り戻せるってこと?」
ぼく「いえ、残業しなくても、遅れることはありません」
上司「なら、まあいいけど、全部書類にまとめて提出して」
ぼく「へい」
上司「あと、次の日に必ず報告書を提出して」
ぼく「ふえい」
と、まあこんな感じですf^^
これ、当たり前だと思いますか?
少なくとも、ぼくはとても嫌でした。
めちゃくちゃストレスでした。
「スキルアップしよう」という
前向きな気持ちが削がれるし、
報告書のことを考えると、ストレスがたまります。
実際に、外出するまでのハードルが高すぎて、
積極的に「スキルアップ研修に参加しよう」なんて人は
ほとんどいませんでした。
- 上司とのやりとりが面倒
- 外出許可を申請する書類を作るのが手間
- 報告書を提出するのがだるい
そんな理由で、
「パソコンの前に座ってるのが無難」
と考える社員ばかりでした。
これは、ほんの一例ですが、
こんな状況って、
やる気のある人にとっては、
足かせでしかないんですよね。
ぼくは、こんな
「マイクロマネジメント」によって、
今日もやる気を削がれるな~
と感じていました。
「自由」は、最も仕事における幸福度を左右する要素
仕事において、幸福度を決める要素はいろいろとありますが、
「自由」は、最も幸福度を左右する要素です。
仕事と幸福度の関係については、
数多くの研究がありますが、
さまざまな研究で、
仕事における自由度と幸福感の
相関関係を示す結果が出ています。
例えば、
- 作業を実行するスケジュールを自由に決められる
- 仕事内容を自由に選ぶことができる
- 社内のルールに好きな意見を言うことができる
これだけでも、自由度が上がるほど、仕事への満足度が上がります。
また、仕事における自由度が高いほど、離職率が下がることがわかっています。
さらに、仕事における自由度は、幸福感だけでなく、健康状態にも影響を与えることがわかっています。
- タバコを吸うが自由度が大きい
- タバコを吸わないが自由度が小さい
これ、どちらの方が身体を壊しやすいと思いますか?
ロンドン大学の調査によると、
「タバコを吸わないが自由度が小さい」ほうが、
身体を壊しやすく、慢性病にかかる確率が高い
という結果が出ています。
仕事の自由度が小さい職場は、
タバコを吸うより健康に悪い
これって、かなり衝撃的ですよね。。。
仕事を選ぶとき、
- 給料が高い仕事とか
- 情熱が注げる仕事とか
- 好きな仕事とか
を基準に選ぼうとするのではないでしょうか。
あなたが「幸せな人生を送りたい」「仕事選びで後悔したくない」と思うのであれば、
- 労働時間はどの程度自由に選べるか
- 仕事場所はどの程度自由に選べるか
- 仕事の進め方について、どの程度裁量があるか
- 仕事のペースについて、どの程度裁量があるか
これらの点を重視して選ぶことをおすすめします。
フリーランスは幸せか?
会社員という環境に耐えられず、
自由を求めて、フリーランスになるのも1つの選択肢です。
ですが、フリーランスって本当に「幸せ」といえるのでしょうか?
もちろん、基本的に会社のルールに縛られることはないので、
会社員と比べれば、幸せと言えるかもしれません。
ですが、フリーランスも、クライアントがいる以上、完全に自由というわけではありません。
クライアントのルールに従わざるを得ない場合もありますし、
思うように稼げなくて、会社員の頃より
時間を奪われてしまうというケースもあるでしょう。
フリーランスといっても、
自由を切り売りしなければならないという意味では、
会社員と同じかもしれません。
本当の意味で自由になるには?
本当の意味で自由を求めるのであれば、
意思決定から、何をどのように、
どの順番で作業するかなど、
すべての決定を自分のコントロール下におく必要があります。
それって、究極のところ、
経営者になるということなんですよね。
「文章」を仕事にするという例で考えてみましょう。
- ライター
- ブロガー
ライティング系の副業として人気の高い2つですが、
どちらの方が「自由度」が高いと言えるでしょうか?
ライターは、クライアントがいて、
クライアントの指示に従って、ライティングを行います。
メディアの経営者はクライアントで、
ライターは、自身の自由を売ることで報酬をもらいます。
一方、ブロガーは、
自分で何を書くか、誰に向けて書くかを決め、
公開する順番や、日時も全て自分で決めます。
メディアの経営者は自分自身のため、
全ての責任は自分が引き受けることになります。
「どちらが良いか」ということではなく、
何をやるか悩んだときの、1つの基準として、
「自由度」という軸をもっておくと、
仕事選びで後悔しなくなるのではないでしょうか。
さて、今回は、
幸せに働きたいなら「自由」を最優先で考えたほうがいいよ。
というお話をしてきました。
お金、福利厚生、仕事内容、人間関係、業界、、、
仕事を選ぶ基準はたくさんあります。
ですが、あなたが、
本当に幸せになれるかどうかは、
「自由かどうか」
にかかっています。
人生において、仕事や働き方の選択はとても重要です。
この記事が、あなたにとって、
幸せな人生を送るための
1つの参考になれば幸いです。
P.S
ちなみにぼくは、
ライターにも、ブログにも挑戦しましたが、
両方とも失敗しましたf^^
いまは、
いかに自由度を高めるか
という点にフォーカスし、
「メルマガ」という方法を選択しています。
そのあたりの詳しい話は、
こちらの記事で紹介しているので、
興味があったら読んでみてください。
↓↓↓
>「ブログもライターも挫折したぼくが、メルマガを始めた理由」を読んでみる
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