先日、娘がこんなことを言い出しました。
「パパ、ピアノやめたいの」
娘は、1年前からピアノを習っています。
毎週とても楽しそうに通っていて、
てっきりピアノが大好きなんだと思っていました。
ところが、突然の衝撃告白!
ぼく「どうしたの?」
娘「うまく弾けないの」
ぼく「ピアノが嫌いになった?」
娘「ピアノは好き」
ぼく「練習はしたくない?」
娘「あんまりやりたくない」
ぼく「どうして?」
娘「だって、できないんだもん。。。」
どうやら、
曲が弾けない
↓
弾けないから弾きたくない
↓
弾けるようにならない
という悪循環に陥ってしまったようですorz
ぼく「一回だけパパに聞かせてくれる?」
娘「うん。。。」
渋々了承して、一回だけ弾く娘。
すると、うまく弾けない部分が
2箇所だけあることがわかりました。
ぼく「ココとココが難しいみたいだね」
娘「うん。」
ぼく「じゃあ、弾けないところだけ、1日1回、ゆっくり弾いてみようか」
娘「う~ん、、、わかった」
そして、弾けない部分だけを、
1日1回、ゆっくり練習するようにしました。
1週間後、、、
娘「パパ、なんかできるようになった」
ぼく「よかったね!弾けるようになったね」
娘「うん、こんなに速く弾けるようになったよ」
そう言って、娘は、とても嬉しそうに、
1週間前にできなかった曲を、
1曲通して弾いてくれました。
「失敗したくないから始められない」
「上手く行かないからやめようかな」
何かに挑戦しているとき、
失敗したり、うまく行かなかったりすると
落ち込みますよね。
「自分には才能がないのかも」
「続けても上達しないのではないか?」
「このままやっても稼げないのでは?」
不安になってしまうこともあると思います。
だけど、失敗したからといって
全部が上手くいっていない
というわけではないんです。
必ず失敗の原因があるんですよね。
原因をたどれば、必ず解決策がある。
娘の場合、「ピアノやめたい」の原因をたどると、
「曲が弾けない」→「弾けない部分がある」ということでした。
「弾けない部分」を解決することで、
曲が弾けるようになり、
ピアノやめたいという問題も解決したわけです。
失敗してからがスタート
ぼく自身は、
「失敗するのが怖い」
「失敗したからやめよう」
そんな風に考える人でした。
失敗したらカッコ悪い。
失敗しないようにしなきゃ。
何をやるにも、
いつもそんなことを考えていました。
だけど、ある言葉を知って、
「失敗」についての考え方が
がらっと変わったんですね。
私は失敗したことがない。ただ一万通りのうまくいかない方法を見つけただけだ。
発明王トーマス・エジソンの言葉です。
要は、
失敗は成功のための「データ」でしかない
というわけです。
これ、けっこう衝撃を受けました。
だって、失敗を失敗として捉えないって
すごい革新的な考え方だと思いません?
成功者の思考
ぼくもそうですが、多くの人は、
物事を行うとき、
構える→狙う→打つ
の順番で考えます。
正しい姿勢で構えて、
外さないようによ~く狙って、
打つ!
違うんです。
エジソン始め、成功している人って
構える→打つ→狙う
の順番で考えているんです。
正しい姿勢で構えて、
ひとまず打つ!
そして、狙いを調整する
- 構える:準備する
- 打つ:結果がでる
- ねらう:改善する
このサイクルなんですね。
結果が出てからが重要で、
失敗してからがスタートラインと
考えているんです。
演奏者でも
スポーツ選手でも
起業家でも
勉強でも
趣味でも
仕事でも
なんでも同じですが、
成功する人は、みな、
失敗を成功に導くための「データ」として捉えています。
だから、失敗することを喜ぶんです。
「やった!うまくいかない方法を見つけたぞ!」と。
失敗することでデータを得て、
データをもとに次の手を考える。
失敗すれば失敗するほどゴールに近づく
という思考なんですね。
2019年、ホリエモンこと堀江貴文さんは、
ロケットを宇宙空間に飛ばすことに成功しました。
日本の民間企業としては初でした。
しかし、1年前の2018年の打ち上げの際には、
打ち上げの4秒後に爆発して失敗しています。
このとき、ホリエモンは記者会見で
こんな前向きなコメントを残しています。
次の3号機のためにどう改善するかが課題になってくる。そこに全力投球できるよう、バックアップ態勢を強化しようと思う
注目していたほとんどの人が落胆する中、
ロケット開発の当事者たちは、
落ち込みムードではなかったんですね。
失敗の瞬間から次の手を考えていたんです。
最後に、もう1つエジソンの言葉を紹介しますね。
私は、決して失望などしない。どんな失敗も、新たな一歩となるからだ。
失敗を恐れる必要はないんです。
それは失敗ではない。単なるデータだから。
失敗して、初めて前進することができます。
失敗すれば失敗するほど、成功に近づきます。
そんな思考になれば、
失敗するのが怖くなくなりませんか?
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