ビジネス

悪用厳禁!メールで人を動かすにはコツがある

先日、PTAからこんなメールが届きました。

7月◯日に実施した「◯◯教室」について、
たくさんの皆様にご参加いただき、
誠にありがとうございました。

参加した皆様にアンケートを募らせていただきましたが、
これまでにいただいた回答は3件となっております。

夏休みに実施する、各種イベント運営の
参考にさせていただきたいと思いますので、
今週中にアンケートへの回答をお願いいたします。

別におかしなところはないですし、
夏休みの各種イベントを成功させたいから
みんなに協力してほしい!
という想いは、伝わってきます。

だけど、このメールを見たとき、
「これだとアンケート集まらなそうだなあ」
と思ってしまいましたf^^

もちろん、このメールを読んで、
協力してくれる人はいると思います。

だけど、多くの人は、こんな風に思うはず。

「みんなアンケート回答してないんだ。安心」
「うちだけじゃなかった。よかった」
「余計な時間使わなくて済んだわ」

少し冷たいな~と感じるかもしれませんが、
人って、思っている異常に、
期待通りの行動をしてくれないん
ですね。

特に、アンケートのような
「面倒くさい」ものって、やってくれない。
やってもやらなくても どっちでもいいなら、
やりたくないんですよ。普通。

じゃあ、どんなメールを書けば、
多くの人に回答してもらえるのでしょうか?

ということで、
今回は、人を動かすメールの書き方について。

仕事で、周りの人にお願いをするときとか、
いろんな場面で使えるので、
最後まで読んでくださいね^^

アンケートの回答率を上げるにはどうする?

先程のPTAからのメールですが、
アンケートの回答率を上げるには
どうすればよいでしょうか。

それには、
「みんなもやってるから やらなきゃ」とか
「アンケートに答えると いいことがある」って
思ってもらえるようにする必要があります。

たとえば、こんな感じにしてみましょう。

7月◯日に実施した「◯◯教室」について、
たくさんの皆様にご参加いただき、
誠にありがとうございました。

早速、参加いただいた皆様から、
アンケートへの回答が届いております!

お寄せ頂いた回答は、
夏休み中に開催されるイベント運営で、
すぐに反映させていただきます。

つぎのイベントが来週に迫っているため、
今週中にアンケートへの回答をいただければ幸いです。

お子様の夏休み中の体験を、
より充実したものにするために、
忌憚なきご意見をお待ちしております!

どうでしょうか?
ちょっと大げさかもしれませんが、
おそらくアンケートの回答率は上がると思います。

このメール文では、
次の3つの思考を引き出すことを
意識してみました。

  • みんなもやってるから やらなきゃ
  • いいことがあるから 行動しよう
  • 損したくないから 行動しよう

みんなもやってるから やらなきゃ

まずはこの部分ですね。

早速、参加いただいた皆様から、
アンケートへの回答が届いております!

「3件しか集まっていない」と言うよりも、
「みんなが回答している」という印象を受けませんか?

人は、何か行動をする際、
他の人の行動に倣おうとする心理が働きます。

これ、ソーシャルプルーフとか、
バンドワゴン効果っていいます。

「3件しか集まっていない」なら、
他の人に倣って、回答しない。

「みんなからアンケートの回答が届いている」なら、
他の人に倣って、回答しよう。

「3件集まっている」という事実を
どのように伝えるかで、
人の印象や行動は変わります。

いいことがあるから 行動しよう

つぎに、この部分。

お子様の夏休み中の体験を、
より充実したものにするために

ここでは、アンケートに答えた場合の
メリットを提示しています。

「いいこと」とか「メリット」って、
「何かがもらえる」とかじゃなくていいんです。

親にとって、子どもの体験が
より充実したものになるというのは
メリットです。

だから、単に「参考にします」と伝えられるより、
「あなたのお子さんの体験に還元します」と言ってもらえたら、
「よし、協力しよう!」と思えるわけです。

損したくないから 行動しよう

最後に、この部分。

すぐに反映させていただきます。

つぎのイベントが来週に迫っているため、
今週中にアンケートへの回答をいただければ幸いです。

ここでは、今週中にアンケートに回答しない場合の
デメリットを提示しています。

「アンケートは、次のイベントで反映させるけど、
 そのためには、今週中にお願いね!」

要は、すぐ回答しないと損するよ~
というメッセージを伝えているわけですf^^

来週のイベントに参加予定の親にしてみたら、
「今週中に出さないと、
 このアンケートは
 自分の子どもにとって
 何の役にも立たないものになってしまう。」
という、心境になるわけです。

どんなときにも使えるテクニック

今回は、アンケートへの回答を例として
人を動かすメールの書き方を考えてみました。

こうしたテクニックは、
誰かに何かしてほしい行動があるとき、
どんな場面でも使えちゃいます。

  • プロジェクトメンバーに仕事を依頼する
  • おすすめの商品を買ってもらう
  • 友達と旅行の行き先を決める

たかがメールの文面と思わず、
「相手にどういう行動を取ってもらいたいか」
「そのためにはどんな文章を書けばいいか」
を考えると、思った通りの行動を
とってもらいやすくなりますよ^^

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